シロアリの発生時期はある?シロアリ駆除業者に依頼するタイミングとは?

戸建てにお住まいなら必須であるシロアリ対策ですが、シロアリにも活動が活性化する時期があります。
この時期はシロアリも見かけることが増える機会となりますので、発生時期を意識しておくことで、シロアリ被害を早期に発見出来るかもしれません。

今回はシロアリの発生時期と、シロアリ業者へ依頼するタイミングもご紹介します。

シロアリの発生時期は?

シロアリの発生時期は?

冬眠することもなく一年中活動を続けるシロアリですが、1年の中でも数が増え、目にする機会が増える季節があります。
その習性を利用し、家にシロアリが居るか判断することも出来ますので、注意するべき季節を把握しておきましょう。

最も注意する時期

シロアリは一年中卵を産み、時期は無関係で数を増やしていますが「春から夏にかけて」はシロアリが巣の外に出る機会が増える時期となっています。

シロアリの活動が活発化する時期なので、発見しやすい時期ともいえますし、他所から飛来してくるかもしれない時期でもあります。

ヤマトシロアリ・イエシロアリは4月から7月あたり、アメリカカンザイシロアリは6月から9月あたりがもっとも活発ですので、注意しましょう。

この時期が要注意なのは何故?

上述した活動期のシロアリには「群飛(ぐんぴ・スウォーム)」と言われる動きを行います。
群飛とは、成虫である羽アリのなったシロアリが、繁殖を目的に新しい巣を探し元居た巣から飛び立つことで、もし家の中にシロアリの巣であるコロニーがあれば、群飛時に羽アリの存在が確認できるかもしれません。

シロアリの種類で群飛の時期・時間が異なり、ヤマトシロアリは4月から5月の午前中、イエシロアリは5月から7月の夕方~夜にかけて、アメリカカンザイシロアリは7月から10月の午後に行われる傾向にあります。

シロアリは放置しても居なくならない

「シロアリが他所へ飛んでいくなら、うちにいるシロアリは巣を移して居なくなるのでは?」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、シロアリは一度巣を作ると、勝手に居なくなることはありません。

羽アリになって出ていくのはごく一部のシロアリで、元居た女王アリやその他シロアリたちはそのまま残ります。
シロアリは寿命が長く、通常のアリは数年、繁殖を行う女王アリ・王アリは10年以上生きることもあると言われています。
また、もし女王アリが死んでも通常のシロアリが女王アリに変化し、繁殖を行い続けます。
木材を食べつくしてしまうまでは、その場所に居続けると考えたほうが良いでしょう。

もし羽アリを見つけたら?

もし家の中や敷地内で羽アリを見つけたら、そのまま見過ごさず「シロアリ駆除のタイミング」と捉えすぐに業者に相談しましょう。
シロアリ対策は「予防と早期発見」が肝です。
春から夏は特にシロアリの存在に警戒しておくことをお勧めします。

シロアリはどこから侵入して来るの?

シロアリはどこから侵入して来るの?

シロアリが家屋に侵入する経路は一か所ではありません。
シロアリの種類によっても侵入経路が異なりますので、順番に説明していきます。

シロアリの種類別の侵入経路

日本のシロアリ被害の多くを占めるヤマトシロアリ・イエシロアリは、巣を地中に作る習性がありますので、地面から侵入してくることが殆どです。
湿気が多い場所を好むので、キッチン・浴室・洗面所・玄関といった水回りや湿気が溜まりやすい場所は特に注意が必要です。

年々被害の報告が増えている外来種のアメリカカンザイシロアリは、海外輸入された家具や建材から侵入すると言われていましたが、近年では既に日本に定住したアメリカカンザイシロアリが巣を作り、他所から飛んできてベランダから侵入するケースもあるようです。

ヤマトシロアリ・イエシロアリにも羽アリがベランダから侵入したという報告がありますので、近所に公園や植物の多い施設がある場合、窓を開けっ放しにしないといった対策が必要となるでしょう。

※シロアリの種類や被害についてはこちらの記事もご参考ください。

こんな状態の時は家にシロアリがいるかも!?

「うちは羽アリもシロアリも家で見たことがないから安心」と思われているかもしれませんが、実はそんなことはありません。
シロアリの姿を見たことがなくても以下の症状が見られたら、既にシロアリの被害に遭っているかもしれません。

以下はシロアリの被害にあった場合に見られる家屋の症状の例です。

  • ・床を踏むとギシギシと沈む
  • ・柱を叩く他の場所を叩いた時とは違う「ポコポコ」と空洞音がする
  • ・畳を歩くと一部でふわふわする
  • ・木材部分に小さな穴が開いている
  • ・木くずのような粉が落ちている
  • ・昆虫の翅が少量・大量に落ちている

いつもと違うちょっとした変化を見落とすことなく、おかしいなと思ったらすぐにシロアリ駆除業者へ相談しましょう。

シロアリが発生しているかもしれない時は?

上述したような症状が家屋に見られる、またはシロアリや羽アリを敷地内で見かけたなら、業者へ相談するタイミングです。
まずはいくつかのシロアリ業者を選び、状況を説明し点検に来てもらいましょう。
この時、あらかじめ業者へお願いしておくとその後スムーズになるポイントをご紹介します。

  • ・現場の写真撮影をお願いする
  • ・点検時に見積もりも一緒に依頼する

シロアリの点検の多くは床下や屋根裏など、素人で見るにはハードルの高い場所となりますので、口頭だけの説明では納得できない、そんなこともあるでしょう。
シロアリの巣や侵入経路の跡が確認出来たら、写真を撮影して欲しいとお願いしておけば、シロアリがいる証拠となりますので、納得できるでしょう。

また、点検と一緒に見積もりも依頼しておけば、大まかな相場を把握することも出来ます。
この時「依頼するかはわからないが他社と相見積もりを取りたい」と先に相談しておきます。

他の業者と比較したいことを伝えれば、無理な営業を避けられる場合もありますし、逆に「今決めて貰えたらこの価格だが、持ち帰ることになれば料金が高くなる」と強引な営業を持ちかけられたら、その業者は避けておくことが無難でしょう。

ちょっとしたお願いをどのように対応してくれるかで良質な業者か見極める材料にもなるのでお勧めです。

※シロアリ業者の選び方を詳しく知りたい方はこちら

シロアリ被害への予防方法

シロアリ被害への予防方法

シロアリの発生時期である「春から夏」が訪れる前に、シロアリ対策を行いましょう。
シロアリ対策は、5月までに行うことが理想です。
以下は、シロアリの被害を受ける前に行う基本の予防方法となっています。

  • ・水漏れ・雨漏りの修理
  • ・基礎部分・湿気の多い場所を乾燥させ風通しや日当たりをよくする
  • ・家の周りに木材類を放置しない
  • ・外壁の周辺に物を置かない
  • ・駆除剤を使う

この中でも最も気をつけたいのは「水漏れ・雨漏りの修理」です。
木材部分が湿気てしまうことは、シロアリの好む環境を作り出していることと同意ですので、可能な限り乾燥させた状態を維持しましょう。

家の周辺に木材があるとシロアリを呼び込みやすくなりますし、外に置いていた木材を食べつくすと今度は家屋に移動してくるかもしれません。
シロアリを呼びこまない為にも、家の周辺に木材類を置くのはやめましょう。
常にシロアリが好まない環境にしておくことが、シロアリ被害の予防となります。

既に家に住みついたシロアリやシロアリの巣を、市販の駆除剤を使って完全に退治することは難しいのですが、数匹の羽アリやシロアリを家の中や庭で見たら放置はできません。
そんな時は駆除剤を使うと便利です。

※シロアリを繁殖させない更に詳しい方法はこちら!

タイミングを逃さずシロアリ駆除業者へ依頼しよう!

タイミングを逃さずシロアリ駆除業者へ依頼しよう!

一軒家にお住まいの方は、シロアリ発生時期である「春から夏にかけて」はシロアリの存在が敷地内や家の周辺にいないかしっかりと目を光らせておくことをお勧めします。
また湿気が多くなる6月は特に、シロアリが好む環境となり活発に動き回りますので、既に家に巣がある場合は見つけやすくなるでしょう。

シロアリが家屋にいないに越したことはありませんし、気にかけることは面倒でもありますが、もし見過ごしてシロアリ被害に遭ってしまうことのほうが損失です。
シロアリには「予防と早期発見」が大変重要となります。
木造建築の方はもちろんコンクリート造でも被害に遭いますので、今お住まいのお家が5年以上経過しているという方は、是非参考にしてください。

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