床下の防湿・防蟻にはテクノガード工法がおすすめ!その理由とは

シロアリ予防のためには床下の湿気対策が必須となりますが、どのような対策をすれば良いのか悩んでいるという方はいらっしゃいませんか?

床下の湿気対策はさまざまですが、近年注目されている床下の湿気対策は「テクノガード工法」という方法です。
テクノガード工法は、床下の湿気対策と一緒にシロアリ対策も考えていて、同時にできないかとお悩みの方にもピッタリな工法でもあります。

今回はテクノガード工法とは、どのような方法で湿気・防蟻対策が行えるのか、テクノガード工法デメリットやテクノガード工法で解決できる住宅についてのお悩みなどもご紹介します。
シロアリ予防のために湿気対策を考えているという方は、是非参考にしてみてください。

なぜ床下の湿気対策が必要なのか?

なぜ床下の湿気対策が必要なのか?

そもそも何故床下の湿気対策を行わなければならないのでしょうか?
床下の湿気対策が必要な理由は

  • ・シロアリが発生しやすくなる
  • ・木材部分に腐朽が発生して強度が劣る
  • ・カビによる悪臭やアレルギーの発生
  • ・湿気による断熱材・床合板の劣化

上記4点が考えられます。
もう少し詳しく解説していきます!

シロアリが発生しやすくなる

シロアリは湿気が多く人の出入りが少ない暗所を好みますので、湿気が溜まった床下はシロアリにとって心地いい環境となり、シロアリを呼び寄せてしまいます。
多くの場合シロアリは床下から住宅へ侵入します。シロアリの種類によっては乾燥した木材を食害するシロアリもいますが、約8割のシロアリ被害は「湿気を帯びた木材を食害する」シロアリによる被害です。
床下を乾燥した環境にすることで、シロアリの被害を受ける可能性を低くすることが出来るのです。

木材部分に腐朽が発生して強度が劣る

湿気の多い床下に置かれた木材は、含水率も上昇してしまいます。
木材を腐らせる木材腐朽菌は、木材の含水率が25%を超えると発生するといわれています。
また木材の5%が腐ると木材の強度は半分になってしまいます。
家屋の倒壊もあり得ますので、床下に湿気を溜めないようにすることはとても重要なのです。

カビによる悪臭やアレルギーの発生

カビは喘息・アレルギーを引き起こす恐れもあります。
カビが発生する条件は木材腐朽菌と同じで、木材の含水率が高いと発生してしまいます。
カビが床下に発生すると、カビの臭いが住宅内にも蔓延してしまいます。

湿気による断熱材・床合板の劣化

床下の湿気が高いと問題が起こるのは木材だけではありません。
断熱材・床合板の劣化も湿気によって引き起こされます。
床下の湿気を対策せず放置すると、建物の寿命を短くする原因となってしまうのです。

テクノガード工法とは

テクノガード工法とは

「テクノガード工法」とは、地面に直接水性アクリル樹脂を塗布し、強い防蟻・防湿皮膜を作る工法のこと。
水性アクリル樹脂で床下の土壌部分を樹脂で固めてしまうので、湿気の発生を防ぐことができます。

テクノガード工法で使用する水性アクリル樹脂には、5年間効果が持続するシロアリ駆除薬剤が含まれています。
床下にテクノガード工法を施工すると、シロアリを駆除しながらも床下の土壌からくる湿気を抑えてくれるという訳です。
テクノガード工法は湿気を抑える効果から、床下に発生しがちなカビ・木材の腐敗も予防できます。

シロアリ対策を考えている方だけでなく、床下から来るカビ臭い臭い対策にも効果が得られます。

テクノガード工法の性能

上述したようにテクノガード工法は「地面を樹脂で固めて湿気の発生を抑える」工法です。
全く対策をしていない地面と比べると、15%の防湿性能が期待できると言われています。
テクノガード工法パンフレットによると “(財)建材試験センターの透湿量測定試験結果では、無処理土壌と比較して透湿量を約85%低減する効果が確認されています。” と記載されています。

また、高速道路にも使用されるほどの耐久性を持ちます。
樹脂皮膜で表面がおおわれるだけでなく、施工した地面が硬化層となり強い樹脂層となるためです。
一度テクノガード工法を施すと土壌に密着し一体化して硬化するので、その後の維持費がかからない防湿・防蟻対策でもあります。

人やペットにも安心・安全

テクノガード工法は人やペットにも安全性の高い薬剤を使用しています。
ポリマー・硬化剤にシロアリ駆除剤を混ぜて施工するのですが、身近な化学物質と比べても毒性が低いのが特徴です。
以下は身近な食品とテクノガード工法で使用する薬剤を比較した表です。

物質LD50(mg/kg)含まれる物質・用途
ソラニン450ジャガイモの芽毒成分
ニコチン24タバコ
カプサイシン60-75唐辛子
カフェイン174-192コーヒー・お茶
ビタミンC11900野菜・果物
テクノガード防蟻剤2000以上防蟻剤
テクノガードポリマー2000以上ポリマー・硬化剤

LD50とは試験に用いた際50%の動物が死亡すると推定される物質の量で、数値が高いほど安全性が高いとされます。
例えば、ジャガイモの芽に含まれるソラニンや、野菜・果物に含まれるビタミンCと比べても、テクノガード工法で使用する薬剤は安全性が高いのです。

また、シックハウス症候群の原因になるといわれ、厚生労働省が定めた化学物質の室内濃度指針値が設定されている13物質を使用していません。
これにより化学物質にアレルギーがある方にも安心いただけます。

テクノガード工法が解決する住宅の悩みとは

テクノガード工法をすることで解決する住宅の悩みは以下の通りです。

  • ・床下の湿気・カビ臭さの改善
  • ・湿気対策・シロアリ対策両方できる
  • ・1階の押入れの中が湿気ている
  • ・床下の木材が腐っている
  • ・床下の土壌が湿っている

上記のようなお悩みを抱えているなら、テクノガード工法を施工すると解決されるでしょう。

テクノガード工法のデメリット

テクノガード工法のデメリット

どんなに便利に思える方法でもデメリットはあります。
テクノガード工法のデメリットは

  • ・ポリマーの硬化に時間がかかる
  • ・シロアリ予防・駆除の硬化は5年間

上記の2点です。
もう少し詳しく解説していきます!

ポリマーの硬化に時間がかかる

テクノガード工法の最大のデメリットは「ポリマーの硬化に2〜3ヶ月かかる」ことです。
テクノガード工法の効果が発揮されるのは、塗布された樹脂が完全に固まった後です。
それまでは防蟻効果はあっても防湿効果はあまり実感できません。

テクノガード工法に使用する樹脂はすぐには固まらず、人が侵入できるくらいにまで完全に固まるのは2〜3ヶ月以上後になり、それまでは床下には侵入できない状態となります。
「施工して貰ったけど効果が感じられない」と施工後すぐは感じられるかもしれませんが、ポリマーが完全に硬化すると湿気が低下していくのが実感できるでしょう。

シロアリ予防・駆除の硬化は5年間

テクノガード工法の樹脂による層は半永久的なものですが、シロアリに対する効果は5年間となります。
土帳がコーティングされるから薬剤による防蟻効果は必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、ごくわずかな隙間を見つけて侵入するケースも考えられます。
また、床下からは侵入できなくても、玄関や浴室から被害を発生させることも。

このような場合を視野に入れて、シロアリ対策は5年ごとに行う必要があります。
テクノガード工法を施工した5年後のシロアリ対策はバリア工法で使用する薬剤をコーティングの上から散布します。

シロアリ対策と湿気対策を同時に行いたいならテクノガード工法がおすすめ!

シロアリ対策と湿気対策を同時に行いたいならテクノガード工法がおすすめ!

テクノガード工法を施工すると床下の湿気対策だけでなく、シロアリ対策も行えることが分かりました。
床下の湿気を放置しているとシロアリ被害だけでなく、家屋の寿命を縮めてしまうことになってしまいます。
正しい湿気対策とシロアリ対策を行い、大切な家屋を守りましょう!

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