市販の駆除剤でもシロアリは駆除できる?市販のシロアリ駆除剤の注意点

庭や家の中で羽アリを見つけ、すぐに退治したい!となったとき、手元に駆除剤があった方が安心だと考える方も多いでしょう。

数匹の羽アリをとりあえず退治する程度なら、ホームセンターでも買える市販のシロアリ駆除剤でも対応できます。
しかし市販のシロアリ駆除剤は簡単に使える代わりに、使用する際のデメリットもあるのです。

今回は市販のシロアリ駆除剤を使用する時の注意点と共に、市販のシロアリ駆除剤の選び方もご紹介します。是非参考にしてみてください。

市販のシロアリ駆除剤の注意点

市販のシロアリ駆除剤の注意点

市販のシロアリ駆除剤を使用する場合、駆除するつもりが悪化することにつながったり、思うような効果が得られなかったりすることもあります。

ここでは市販のシロアリ駆除剤に関する注意点をご紹介します。

効いているように見えて効いていない!?

市販のシロアリ駆除剤の多くはスプレー状に噴射されるタイプです。
例えば庭や部屋で数匹の羽アリを見つけた時、「素手で退治することは出来ないから、スプレーで駆除したい」といった目的で市販の駆除剤を使用する場合は、効果が得られるでしょう。

しかしシロアリの活動域は目に見える地上ではなく、多くの場合は床下・土壌・または屋根裏や壁裏といった目に見えない部分です。
市販のシロアリ駆除剤ではシロアリの巣のある深層部にまでは効き目が届かず、その場しのぎとなってしまいがちなのです。

羽アリを敷地内で見かけた場合、家の深層部分に巣を作りシロアリによる被害が進行している可能性も考えられます。
市販のシロアリ駆除剤はあくまでも、目に見えるシロアリや羽アリの駆除に効果が得られる薬剤です。
巣にいるシロアリまでは効果が得られない、根本解決とは行かないと理解しておきましょう。

シロアリの被害が悪化してしまうリスクも

シロアリの駆除にはシロアリの生態についての知識が必要となります。
例え業務用駆除薬剤を使った駆除であっても、シロアリの生態や特性を見極めた方法で行わなければ、効果は得られません。

このような問題は、市販されるシロアリ駆除剤に限った話ではないのですが、目に見えるシロアリを駆除したとしても、家に被害を及ぼすのは床下・壁裏・屋根裏に忍んだ目に見えないところにいる残されたシロアリによるものです。
これらのシロアリを駆除しなくては、家への被害はどんどん悪化し続ける訳です。

しかし表面にいるシロアリたちをシロアリ駆除剤で駆除すると、市販のシロアリ駆除剤に多く含まれるピレスロイドなどの成分を、奥に潜んだシロアリたちが敏感に察知します。
するとシロアリたちは「この場所は危険だ」とばかりに移動を始めるのです。
移動した先が家の外であれば良いのですが、実際はより家の深層に向かい、薬の行き届かない奥へと逃げてしまうのです。

一見するとシロアリは見当たりませんので、駆除できたと思われるかもしれませんが、実際は目に見えない深層で被害が拡大していくことになります。

正しい対応をしないとこのようなリスクを負うことになり、大きなデメリットと言えます。
市販のシロアリ駆除剤で駆除しようとした場合、知識のないシロアリ業者へ依頼することと同じくらいのリスクを追うことになるかもしれません。

市販のシロアリ駆除剤を使ってはいけないの?

だったら市販されたシロアリ駆除剤を使ってシロアリを駆除したらいけないのか?と思われるかもしれませんが、そうではありません。
市販のシロアリ駆除剤は「目に見えるシロアリにしか効き目がない」ことと「根本的な解決にはならない」ということを理解した上で、使用するのは問題ありません。

庭や家の敷地内、家の中などで見つけたシロアリを駆除するのに使用するには充分な効果も得られます。
しかし目に見える範囲内でシロアリがいなくなったからといって、家屋が安全であるとは言い切れません。
全てのシロアリを駆除しきれず、逃げたシロアリが数か月後被害を及ぼすかもしれませんので、目に見えたシロアリをご自身で駆除した後は必ずシロアリ駆除の専門業者へ相談し、適切な処理を受けることをお勧めします。

ホームセンターで買えるシロアリ駆除剤の選び方

ホームセンターで買えるシロアリ駆除剤の選び方

シロアリを駆除する薬剤はドラッグストアやホームセンターでも販売されています。
まずはどういったものが自宅で使用するのに適しているのか判断するためにも、基本的な知識・選び方をお話しします。

目的で選ぶ

シロアリを「駆除」するのか「予防」したいのか目的を決めます。
というのも駆除剤には「駆除を目的」としたものと「予防を目的」とした2種類があるからです。

駆除の場合は「シロアリを見たまたはシロアリの痕跡を見つけた。それを排除したい」なら駆除を目的とした薬剤を選びます。
予防の場合は「シロアリが来そうで心配だから、未然に防ぎたい」なら予防を目的とした薬剤を選びましょう。

どちらの効果も得たいという場合は「駆除+予防」両方の効果が得られる薬剤もあります。

使いやすさで選ぶ

市販のシロアリ駆除剤と一口に言っても、手軽に使えるものからプロ寄りのものまでさまざま。
どの程度手間をかけて退治したいのかで選びましょう。

設置タイプ

もっとも手軽なのが設置タイプの駆除剤です。
家の周辺に埋めたり置いておくだけ。シロアリを呼び寄せて毒餌を巣に持ち帰らせ、巣ごと駆除します。
効果を実感するまで数か月と時間はかかりますが、安全性も高い駆除剤でもあります。
業者に依頼すると「ベイト工法」にあたる方法です。

スプレー・注入タイプ

シロアリによる食害のある木材に駆除剤を注入または噴射するタイプ。
被害箇所が分かっているなら即効性も期待できますが、シロアリを見ただけといった場合には使用が難しい薬剤でもあります。
また、シロアリに直接噴射して退治出来る駆除剤もあります。
この場合、シロアリ以外にも使用できる虫の種類の表記がありますのでチェックしておくと良いでしょう。

散布タイプ

床下などのシロアリの発生箇所に薬剤を散布するタイプもあります。
業者に依頼すると「バリア工法」に該当する方法で、駆除・予防のどちらの効果も得られるので、多くの業者による駆除工事で採用されています。
全体にむらなく薬剤を散布したりと使用方法に難しい点があるものの、高い効果が期待できます。

薬剤の成分で選ぶ

シロアリ駆除剤に使用されている主な成分は5種類に分けられます。
成分によってはシロアリをはじめとした昆虫にのみ効果を発揮する安全性の高いものや、効果は高くとも安全性は不安なものもあります。
多くは商品パッケージに成分が記載されていますので、選ぶときの参考にしましょう。

ピレスロイド系

家庭用殺虫剤や蚊取り線香にも使用される成分。
シロアリが避けようとする忌避性が高いので予防の効果が期待できます。
安全性が高く、人間・ペットへの毒性は低いのですが、魚類には注意が必要です。
使用した量が少なかったり、撒きムラがあったりすると充分な効果が得られない場合もあります。

ネオニコチノイド系

神経伝達に影響し駆除する成分で、農薬にも使用されています。
昆虫にのみ作用する成分の為、人間・ペット・魚類に安全とされています。
シロアリの体についた薬剤が他のシロアリにも作用し、巣ごとの駆除効果も期待できる「ドミノ効果」が得られます。
近年ではミツバチへの影響が懸念されており、使用を禁止する国も出てきています。

フェニルピラゾール系

神経伝達物質を阻害し、駆除する成分。
少量でも高い効果が得られるので、少ない薬剤で効果を得たい場合に使用されます。
こちらの成分もドミノ効果が期待できますが、人間・ペット・魚類に対しても強い毒性があるので、安全性は低い薬剤です。

フェニルピロール系

呼吸阻害により効果を発揮する遅効性の成分。
こちらもドミノ効果が高い一方、人間・ペット・魚類に対しても強い毒性があるため、安全性は低い薬剤です。

カーバメート系

興奮状態にし中毒状態にして駆除する、除草剤にも使われている成分。
人間・ペット・魚類に対しても強い毒性があるため、安全性は低い薬剤です。
アルカリ成分で加水分解しやすく、コンクリートへの使用は注意が必要です。
化学物質による室内空気汚染などで健康被害をもたらす、シックハウス症候群といった影響が懸念されています。

市販のシロアリ駆除剤では100%の駆除は難しい

市販のシロアリ駆除剤では100%の駆除は難しい

シロアリの完全駆除には、シロアリの生態や特性の知識と確かな技術が必要となります。
ヤマトシロアリは1つの巣に約1万匹、イエシロアリは約100万匹ほどいるといわれ、そのすべてを市販の駆除剤で駆除するのは難しいでしょう。

例え表面にいるシロアリを駆除して目には見えなくなっても、実は奥深くに逃げたシロアリが家屋に被害を及ぼし続けていることもあるのです。
そうならないためにも自分でシロアリを駆除した後は、シロアリ駆除の専門業者へ点検・駆除の相談をすることをお勧めします。

確かな技術・知識を持つ業者へ依頼したいなら「シロアリの緊急駆除センター」にご相談ください。
シロアリの緊急駆除センターは24時間365日対応しています。
マンション・アパート・戸建・店舗でも専門知識と経験豊富なスタッフが、高い技術でシロアリを駆除します。

5年間の再発保証があり、5年以内にシロアリ被害が再発しても無料で対処して貰えますので安心です。
見積もりは無料ですから、家で羽アリを見かけた、歩くと床がきしむといった変化を見つけたらお気軽にお問い合わせください。