8月の羽アリはシロアリ？8月に目にする羽アリの特徴と注意点について

8月に室内や家の敷地内で見かける羽アリはシロアリなのかと、不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか？
もしシロアリだった場合、家の木材を食害してしまいますから気になりますよね。

羽アリは季節問わず見かけますが、シロアリの羽アリはある程度季節が決まっていますので、8月に見かける羽アリはシロアリ以外の昆虫である可能性もあります。

今回は8月に目にする羽アリの種類をご紹介します。
家の中に紛れ込んできた、または家の敷地内で羽アリを見かけても慌てなくて済むよう、8月に群飛する羽アリの種類を把握しておきましょう！

8月に発生する羽アリの種類

8月に発生する羽アリの多くはシロアリではなく、黒アリをはじめとした一般的なアリである可能性が高いです。

ですが、絶対にシロアリではないとは言い切れません。
シロアリの仲間であるアメリカカンザイシロアリは、主に6月から7月にかけて群飛しますが、条件次第で季節問わず一年中群飛する習性も持っているため、8月に見かけた羽アリがアメリカカンザイシロアリである可能性もわずかに残されているからです。

以下では8月に発生する羽アリの種類を表にまとめました。
家で見かけた羽アリがどの羽アリに該当するか見比べてみるのも良いですね。

上記の中でも、8月にシロアリ駆除業者へ問い合わせのある羽アリは、トビイロケアリの羽アリであることが多いです。
8月下旬頃に差しかかると、今度はキイロシリアゲアリの羽アリを室内で見かけることが増え、問い合わせも増加する傾向にあります。
トビイロケアリとキイロシリアゲアリの羽アリは、走光性という習性を持ちますので、明かりに集まってきます。
8月に家の中で見かける多くの羽アリは、この2種類のアリである可能性が高いでしょう。

完全に安心できない？8月の羽アリがシロアリである可能性

前述した通り、8月に見かける羽アリの多くは黒アリをはじめとした一般的なアリである可能性が高いのですが、シロアリの種類の中には1年中群飛する種類もあります。

8月に羽アリが発生するシロアリは「アメリカカンザイシロアリ」です。
アメリカカンザイシロアリは外来種で、もともとは北アメリカ原産のシロアリです。

日本のように四季のある国の昆虫ではないアメリカカンザイシロアリは、日本産のヤマトシロアリやイエシロアリとは違い、明確な群飛時期は分かっていません。
多くの場合は6月から7月に羽アリを飛ばすと確認されていますが、冷暖房などの建物の環境次第で季節問わず群飛することもあります。

アメリカカンザイシロアリは全国的に発生報告があるものの、発生箇所は極めて局部的で、同じ市区町村内の特定の町内だけに分布している状況です。
「近所の家でアメリカカンザイシロアリのシロアリ駆除をした」といったような事例があれば、アメリカカンザイシロアリの羽アリであることを疑った方がいいでしょう。

わずかな可能性ではあるものの、家で見かけた羽アリがアメリカカンザイシロアリの場合もあるので「8月の羽アリにシロアリはいない」とまでは思わないようにしましょう。

羽アリを見つけたらどう対処すればいい？

家の中や家の敷地内で羽アリを見かけたら、どのように対処すればいいのでしょうか？
もしシロアリの羽アリだった場合、シロアリは非常に臆病な習性を持ちます。
完全に駆除できればいいのですが、もし数匹逃がしてしまった場合、家屋の奥底まで逃げてしまい、完全に駆除することが難しくなってしまいます。

羽アリを見つけたらむやみに空中へスプレー状の殺虫剤を撒くのは控えましょう。
以下では適切な駆除方法をご紹介します。

家の敷地外に逃がす

8月に現れる羽アリの殆どは無害です。
アメリカカンザイシロアリの羽アリの特徴が無ければ、家の中もしくは敷地外に逃がしてしまいましょう。
中には咬んだり刺したりするアリもいますので、素手で掴むのは控えます。

殺虫剤で駆除する

どうしても駆除する場合は、紙コップなどをかぶせてスプレータイプの殺虫剤をかけ確実に駆除しましょう。
可能性は低いですが、もしシロアリの羽アリだった場合でも、逃がさず確実に駆除するなら殺虫剤を使って駆除しても構いません。

掃除機で吸い込む

掃除機で吸い込んで駆除する方法も効果的です。
スイッチを切ると逃げ出しそうと不安に思われるかもしれませんが、風圧で死んでしまうので心配ありません。

粘着テープで死骸を確保する

もしアメリカカンザイシロアリの羽アリのような特徴のある羽アリだった場合、業者へ相談する必要があります。
この時、死骸を粘着テープなどで確保しておくと、業者へ確認して貰うことができ、話がスムーズです。
翅だけであっても確認できますから、残しておくことをおすすめします。

羽アリが家の中に入り込まない対策をしよう

羽アリは多くの場合光につられて僅かな隙間をすり抜けて家の中に入り込んでいます。
8月に目にする羽アリの多くは無害ですが、シロアリが群飛する季節であればシロアリの羽アリを迎え入れてしまうことにもなりかねません。

家の中で羽アリを見つけたら、家の中に羽アリが入り込まないよう対策をしましょう。
「網戸をしているのに入ってくる」という方は、網戸のどこかに隙間ができているかもしれません。穴や隙間は開いていなくても、網がずれて目が荒くなっているかもしれません。

また、網戸と窓の間には開閉時に隙間が生じます。
非常に小さい羽アリはその隙間をすり抜けて家の中に侵入してくるのです。

対策として、「夜は室内の光が漏れないよう、遮光カーテンを閉める」「窓は完全に開けるか閉めるかにして、中途半端に開けない」「網戸を今より細かい目のものに替える」などがおすすめです。

上記の対策をしても窓を開け閉めする限り、100%羽アリの侵入を防ぐことはできませんが、羽アリの侵入を減らすことはできるでしょう。

毒餌タイプの殺虫剤は羽アリに効果はあるか

蟻の駆除方法の一つに毒餌タイプの殺虫剤を使う方法もあります。
働きアリが毒餌を持ち帰り巣ごと駆除できるというメリットがある毒餌の殺虫剤ですが、羽アリには効果はありません。

毒餌タイプの殺虫剤は餌を運ぶ通常のアリだけです。
羽アリを駆除したい場合は上述した方法を試してください。

8月に羽アリを見かけても慌てる必要はない

8月の羽アリは、シロアリなのかについてお話ししました。
8月に発生する羽アリの多くはシロアリではなく、一般的なアリである可能性が高いです。
近所でアメリカカンザイシロアリの発生が確認されたなどがない限り、急いでシロアリ駆除業者へ相談する必要はないでしょう。

しかし羽アリが室外から数匹侵入してきた、という訳ではなく室内で発生している場合は駆除が必要となることもあります。
トビイロケアリは湿って腐朽した木材を巣にする習性があります。
トビイロケアリの好む環境はシロアリが好む環境でもありますので、季節が変わればシロアリの羽アリを呼び込んでしまうかもしれません。

浴室やキッチンといった水回りの隙間から発生している場合、シロアリ駆除業者へ床下点検を依頼してみてもいいでしょう。
多くのシロアリ業者の場合、シロアリ駆除が必要となるかの床下点検は無料で行っていますので、プロの目で確認して貰えば安心できるのではないでしょうか。
「どこのシロアリ駆除業者に依頼すればいいかわからない」という方は、「シロアリの緊急駆除センター」へご相談ください。

シロアリの緊急駆除センターは実績50,000件を超える、経験豊富なシロアリ駆除の専門業者です。
マンション・アパート・戸建て・店舗問わず、高い技術力でシロアリ駆除を行い、シロアリ０（ゼロ）を目指します。

シロアリの緊急駆除センターの料金設定は明朗会計です。
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家で見つけた羽アリがシロアリかどうかの判断もできますので、まずは無料の点検・見積もりをご用命ください。