シロアリ駆除の施工にかかる時間はどのくらい?工法別の時間もご紹介!

シロアリ駆除や予防を業者へ依頼した時、どのくらいの時間がひつようとなるのでしょうか?
シロアリ駆除・予防の施工は建物の広さ、シロアリ被害具合によって時間が異なります。
また、工事を行う業者の作業内容によっても変わってきます。

今回はシロアリ駆除・予防にかかる施工時間や、工法別でもどのくらいの時間が必要になるのかをご紹介します。
業者へ依頼する際の目安になるかと思いますので、是非参考にしてみてください。

シロアリ駆除にかかる一般的な時間

シロアリ駆除にかかる一般的な時間

シロアリ駆除の作業にかかる時間は、「シロアリ駆除施工を行う広さ」と「シロアリ被害の有無」の2つで決まります。
薬剤を散布する範囲が広ければ広いほど時間を要しますし、シロアリ被害がある場合、被害箇所を重点的に消毒しなくてはならないからです。
以下は施工面積とシロアリ被害の有無別の目安時間を示した例です。

広さシロアリ被害なしシロアリ被害あり
10坪2~3時間3~4時間
15坪2~3時間3~4時間
20坪3~4時間4~5時間
25坪3~4時間4~6時間
30坪3~5時間5~7時間
40坪4~6時間5~8時間

上述したように、広さと被害のあるなしで必要となる作業時間は異なります。

また、シロアリ駆除を行う前には薬剤の準備、床下入口付近への養生を行う必要もあり、準備時間を含めると1時間ほどで終わらせるのは難しいでしょう。
もし1時間以内にシロアリ駆除工事が終了した場合は何かしらの作業が省かれている可能性が考えられますので、確認時に注意が必要です。

工法別でのシロアリ駆除の施工時間

工法別でのシロアリ駆除の施工時間

シロアリ駆除の工法には2種類あります。
工法はもちろん広さによっても所要時間が異なりますので、今回は床面積が20から30坪の場合を基準として順番に説明していきます。

バリア工法の所要時間

バリア工法に必要な作業時間は3〜6時間です。
バリア工法とは床下の木材や基礎に薬剤を散布し、シロアリを駆除したり寄せ付けないよう予防する施工方法です。
作業内容は、養生を行い、薬液を使って駆除・消毒後、清掃の流れです。

ベイト工法の所要時間

ベイト工法に必要な作業時間は2〜3時間です。
ベイト工法とは毒餌を専用の容器に入れて土の中に埋め、シロアリに毒餌を食べさせたり、毒餌を巣に持ち込ませたりして巣ごと駆除する方法です。
作業内容は、ベイト剤の埋没のみです。

臭いも少なく安全性も高いことや、床下が低くスペースがない家屋、基礎断熱の家の場合はベイト工法がお勧め。ただしシロアリが消滅するまで1か月から3か月かかることと、バリア工法に比べると1.5倍ほどの費用が必要となります。

シロアリ駆除作業の時間が長引いてしまうケース

シロアリ駆除作業の時間が長引いてしまうケース

シロアリ駆除作業は「シロアリ駆除施工を行う広さ」と「シロアリ被害の有無」の2つで決まるとお話ししましたが、住宅の立地条件や状態によっても一般的な作業時間よりも長引いてしまうことがあります。

シロアリ駆除作業の時間が長くなってしまう例をいくつかご紹介します。

天気や住宅の立地状況

床下の作業だから天候は関係ないだろうとお考えかもしれませんが、作業には問題がなくとも、準備に影響があります。
例えば、薬液を溜めるタンクに雨水が入らないようにする必要があり、晴天時よりも余計な作業が増えてしまいます。
また、住宅の前に車が停められないといった場合、車と家までの距離が離れるほど、機材を取りに行くのにも移動時間がかかるので、作業効率が悪く作業時間が長くなってしまいます。

床下への入口がいくつもある

建物の全ての床下が全て繋がっているとは限りません。
床下の一部が基礎で区切られている場合は、床下への入口が複数あります。
床下全てに薬剤を散布するには、全ての入口から床下へ入らなくてはなりません。
入口が複数あるということは、入り口付近の養生がその分必要となりますし、機材を移動する手間も余計にかかります。
床下への入り口が複数存在する建物の場合、通常の時間よりも長くかかると考えて良いでしょう。

シロアリの被害が酷い

シロアリによる被害が酷い場合、駆除作業にも時間がかかります。
床下だけにとどまらず、建物の内部や2階にも被害が及んでいる場合は、建物の内部からも駆除作業を行わねばなりません。
作業時間が長くなるだけでなく、被害状況によっては別途追加料金がかかるケースもあります。

床下の高さが低い

床下の高さは家屋によって異なります。
床下が低く作られた家だと、人が通るのにも苦労しスムーズに作業が運ばず、作業時間が長くなります。

作業時間短縮のためのポイント

作業時間短縮のためのポイント

少しでも作業時間を短縮したいと考えているなら、シロアリ駆除業者が来る前にこちらで準備しておくことをお勧めします。
それでは、施工前に準備しておくと時間短縮できるポイントをお話しします。

床下への入り口を整理する

バリア工法の施工だと、一般的な住宅はキッチンや洗面所などにある点検口から床下に入ります。
床下への点検口には収納ボックスが取り付けられているので、普段は床下収納庫として利用しているご家庭も多いのではないでしょうか?
収納庫に物が入っている場合、すべて取り出さなくてはなりませんので、業者が来る前に取り出してどこかへ移しておきましょう。

床下点検口がない場合は、和室の畳を外して床下へ入ることもあります。

駐車スペースを確保する

一軒家だと家の前に車を駐車出来るスペースがあれば、準備や工事の作業がスムーズに行えますが、家の前に駐車スペースがないと近隣のパーキングに駐車することとなります。 機材の準備時など家と車が離れる分だけ時間が余計にかかります。

家の前に駐車が難しい家の場合、近隣のパーキングへ自身の車を移動させ、家の駐車場に業者の車が置ける状態にするのをお勧めします。
こうすることで作業がスムーズに行え、作業時間の短縮が叶います。

家の周辺を片付ける

作業前には家の周りに物を置かず、片付けておきます。
ベイト工法の場合、家屋の周辺にベイト剤を埋没しますので、物が沢山あると移動させてから埋めなくてはなりません。
その分余計な時間がかかってしまいますので、ダンボールや備品など、運べる物は作業の邪魔にならない場所へ移動させておくと、作業時間の短縮が図れます。

作業時間が短すぎる業者は注意が必要!

作業時間が短すぎる業者は注意が必要!

前述した通り、シロアリ駆除作業にはさまざまな準備が必要となりますので、1時間ほどで作業が完了するのは難しく、もし1時間ほどで作業が完了した場合は、何かしらの作業が短縮された可能性が高くなります。

実はシロアリ駆除工事の作業内容は法律などで決められているわけではありません。
シロアリ駆除業者の采配次第なので、業者によっては養生をすることもなく「市販のシロアリ駆除剤を床下に撒いただけ」で終わりとするような業者も残念ながら存在します。
ですが、違法とは言い切れないのです。

悪質な業者に依頼することがないよう、過去の実績が豊富で長年シロアリ駆除工事を続けている業者へ依頼すると安心です。

おおよそではありますが、シロアリ駆除が完了する時間は3時間から4時間ほどです。
ただし、点検口がない建物の場合や部材の交換が必要となった場合は、丸一日、またはそれ以上かかる場合もあります。
被害の規模次第で作業時間が変わるともお話ししましたが、「敷地内で羽アリをみた」「シロアリがいた」というだけでは被害規模の判断は難しく、床下や建物の状況を点検して判断できる内容です。

シロアリ駆除を希望していて、実際どのくらいの時間が必要となるのか知りたい場合は、一度無料の点検をシロアリ駆除業者へ依頼することをおすすめします。

どういったシロアリ駆除業者なら良質なのか、シロアリ業者選びに悩んでいるという方は是非「シロアリの緊急駆除センター」に点検をご用命ください。

シロアリの緊急駆除センターは、20年以上続くシロアリ駆除業者です。
実績件数50,000件以上の経験と確かな技術でシロアリを完全駆除いたします。
現場調査・出張費用・必要な場合の建物養生・薬剤確保・木部処理・土壌処理を全て含めた価格設定で、駆除〜消毒までワンストップで行っていますので、見積もり時に提示した金額以上の請求は行いません。
万が一追加作業が発生する場合は、作業前にお客様にご納得いただいた上で作業を行いますのでご安心ください。

「作業時間がどのくらいかかるのか」など、不安な点や疑問点があれば、経験だけでなく知識も豊富なスタッフが丁寧にご説明いたしますので、お気軽にお声掛けください。

お客様のご希望やシロアリの被害状況に応じて、オーダーメイドしたプランをご用意しておりますので、是非一度ご相談ください。