「シロアリ駆除を行ったのに5年以内にシロアリの被害が再発した」というケースが稀にあります。
シロアリ予防や駆除は一般的に5年の効果が期待できると言われていますが、それは正しい処置による予防・駆除が行われた場合です。
どんなに腕のいいシロアリ駆除業者に依頼しても、物件や状況次第ではシロアリの完全駆除ができず、再発の恐れがあります。
今回はシロアリ駆除後の再発の理由や再発のリスクの下げ方、また再発した場合はどう対応すればいいのかお話しします。
「シロアリ駆除後に家の中で羽アリを見た」という方は是非参考にしてください。
シロアリ駆除後に再発してしまう理由
シロアリ駆除後に再発してしまう理由は
- ・目視しにくい場所で特定できなかった
- ・分かりにくい場所から侵入していた
- ・シロアリ駆除の技術が低い
- ・雨漏りや床下の湿気の対処をしなかった
- ・シロアリ対策の薬剤散布から5年以上経過
上記の5点が考えられます。
それではもう少し詳しく見ていきましょう。
目視しにくい場所で特定できなかった
多くのシロアリ駆除の場合、床下に潜ってシロアリによる被害箇所に薬剤を散布します。ですが、基礎で被害箇所が囲われた状態だと目視で確認することが出来ません。
薬剤の散布は出来るものの、目で見て確認した上での作業ではないので、状況次第では再発してしまうことも考えられます。
分かりにくい場所から侵入していた
シロアリは一般的に床下から侵入することが殆ど。
しかし、例えば家屋の外からシロアリが侵入したケースだと、侵入経路を見つけるのは非常に困難です。
他にも基礎と基礎の間を通り、表面上にはシロアリの通り道である「蟻道」が見られないケースや、基礎断熱と基礎の間を伝って侵入していると、床下での駆除は正しく行えていても、シロアリが生き残り再発してしまうことがあります。
シロアリ駆除の技術が低い
シロアリ駆除にはシロアリの性質や処置の技術が必要となります。
シロアリ駆除業者の中には、正しい手順で駆除を行わなかったり、必要な手順を省いたりする業者もいます。
よくあるのは木材の仲間で薬剤を注入する必要がある場合でも、木材の外側だけに薬剤を塗るだけで終わらせてしまう業者です。
これでは再発する確率が非常に高くなってしまいます。
雨漏りや床下の湿気の対処をしなかった
シロアリの被害を最も受けやすいのは「湿気の多い場所」です。
雨漏りや床下の湿気の対処を行わず、シロアリの駆除のみを行うと根本的な原因である湿気の対策がおざなりになっているため、再発するリスクが高まります。
また業者の説明が足りておらず、湿調剤の提案をお客様側で断られたケースでも、再発する場合があります。
シロアリ予防・駆除の効果は5年と言われていますが、湿調剤の効果は5年持たないことが多く、湿調剤が必要となる適切な湿気対策を行うには、定期的なメンテナンスが必要となります。
シロアリ対策の薬剤散布から5年以上経過
現在のシロアリ予防・駆除に使用される薬剤は約5年の効果が期待できると言われています。逆にいうと5年過ぎるとシロアリに対する効果はなくなります。 再発を防ぐには5年ごとの定期的なシロアリ対策が必要です。
シロアリ被害が再発したらどうなる？
せっかくシロアリ対策を行ったのにまた再発するなら、そもそもシロアリ対策に意味がないかもしれない、そう思われるかもしれません。ですが、ちょっと待ってください。
シロアリ被害が再発すると
- ・耐震性の低下
- ・資産価値の低下
- ・修理費が高額になる
上記3点のようなことになるかもしれません。
もう少し詳しくお話しします。
耐震性の低下
シロアリは木材を食べてしまうので、家屋の耐震性が下がる恐れがあります。
一度消毒を施した木材の場合、消毒が薄い部分に集中して食害します。このような状態で震災が発生すると、倒壊してしまうかもしれません。
資産価値の低下
一度シロアリの被害に遭った家屋は資産価値が低下します。
上述した通り、一度シロアリの被害に遭ってしまうと建物の耐久性が低下したとみなされ重大な欠陥だと判断されてしまいます。
将来的に売却を視野に入れているならシロアリの被害に遭わないことが大切です。
修理費が高額になる
シロアリの被害に遭った部分はそのまま放置しておけません。
シロアリの被害が広がるほど、修理費もかさんで高額になりますし、薬剤の散布範囲も広がってしまいます。
再発を見つけた場合は出来るだけ早く対処することに越したことはありません。
シロアリ被害の再発を防ぐ重要ポイント
せっかくシロアリ対策をしていたのだから、再度シロアリの被害に遭うのは避けたい、誰しもがそう思うでしょう。
ここではシロアリの被害が再発しないようリスクを下げるには
- ・シロアリ駆除の専門業者に依頼する
- ・5年に1度の定期点検を怠らない
- ・優良なシロアリ駆除業者を選ぶ
上記3点がポイントです。
詳しく解説します。
シロアリ駆除の専門業者に依頼する
シロアリを駆除する場合、費用はかさむものの必ず「シロアリ駆除の専門業者」へ依頼してください。
シロアリの完全駆除は例え腕のいいシロアリ駆除専門業者であっても起こり得ます。
シロアリについての知識や技術のない状態で薬剤を散布しても、高い効果は得られにくいのです。
5年に1度の定期点検を怠らない
シロアリ対策で使用する薬剤の効き目は約5年で消失します。
「1度対策したら永久に安心」という訳ではありませんので、約5年に1度は定期的に薬剤を再散布してシロアリ被害を防止しましょう。
優良なシロアリ駆除業者を選ぶ
シロアリ駆除業者に依頼する際は必ず数社から見積もりを取り、優良なシロアリ業者であるか見極める必要があります。
どのような点を見るかというと
- ・正しい技術・知識を持っているか
- ・点検時に詳しい作業内容などの説明があったか
- ・薬剤の効果がなくなった後に再度点検に来てくれるか
- ・5年以内に再発した場合、保証があるか
上記4点を確認しましょう。
順番に詳しくご紹介します。
正しい技術・知識を持っているか
シロアリ業者の中にはシロアリの生態や知識が足りない、ただ薬剤を散布するだけの業者も紛れています。
せっかくシロアリ駆除業者に依頼しても、正しい技術も知識もない業者に依頼してしまったら元も子もありません。
シロアリ業者へ依頼する際は、正しい技術とシロアリに関する知識が豊富か見極めて依頼しましょう。
点検時に詳しい作業内容などの説明があったか
優良なシロアリ業者であれば、点検を行った時に薬剤が行き渡りにくい場所がある、何かしらリスクがあることが把握できます。
例えば、シロアリがどこから発生しているのか、侵入経路はどのあたりであるか、問題なくシロアリ駆除が行えるか、駆除作業の時間がどのくらいかかるかなどを説明する筈です。
点検時の対応で、どのような業者であるかを観察しましょう。
薬剤の効果がなくなった後に再度点検に来てくれるか
何度かお話している通り、シロアリ対策に使用する薬剤の効果は約5年です。
優良な業者であれば施工後、薬剤の効果がなくなる約5年後に再施工の連絡を行ってくれます。
点検の際に「シロアリ対策の再施工が必要となったときの連絡をくれるか」を聞いておきましょう。
5年以内に再発した場合、保証があるか
シロアリ駆除業者によっては、5年以内に再発した場合、無料で再施工を保証する業者もあります。
この辺りは業者によってまちまちですが、完全駆除の難しいシロアリ施工ですから、保証してくれる業者であれば安心して任せられます。
ですが、いざ保証して貰おうとしたら施工した業者が倒産していた、なんてことがないよう、長年実績のある業者を選ぶことも大切です。
シロアリ被害の再発を防ぐには良質な業者選びが重要！
シロアリ駆除の再発は適切な対処が不足していることや、技術不足、またはシロアリ駆除業者選びにも左右されることが分かりました。
例え上述した全てがクリアしていても、再発するリスクのある家屋も中にはあります。
しかしそのようなリスクがあることを説明し、納得の上で施工するのとでは心情も大きく異なりますよね。
信頼して任せられる優良なシロアリ業者を選ぶことは、シロアリ被害の再発を防ぐことにつながります。
シロアリ被害の再発は避けたい！とお考えの方は、20年以上シロアリ駆除を行っている「シロアリの緊急駆除センター」にご相談ください。
シロアリの緊急駆除センターは「5年間の再発保証付き」で施工を行っています。
もし5年以内にシロアリ被害が再発した場合は、無料で駆除いたしますのでご安心ください。
安心・信頼できる確かな技術で細やかな対応をご用意しておりますので、是非シロアリの緊急駆除センターをご用命ください。
