家屋を守るためにはシロアリに対する予防や駆除が重要となります。
しかしシロアリ対策をするのにあたり、ベストなタイミングとはどんな時なのでしょうか?
今回はシロアリ対策を行うタイミングや、リフォームをする時に一緒にシロアリ対策をするのが好ましい理由も合わせてお話しします。
「ちょうどお風呂のリフォームを検討していた」という方や「家を建ててからそろそろ5年経過する」という方は参考にしてみてください。
シロアリ対策のベストタイミングは?
シロアリ駆除に関しては「庭・家の中・敷地内でシロアリや羽アリを見た」というタイミングで出来るだけ早く点検依頼を行うことが必要となりますが、シロアリ予防の場合は、目安となるタイミングがあります。
以下ではシロアリ予防とシロアリ駆除、それぞれ行うタイミングをご紹介します。
シロアリ予防のタイミング
薬剤の種類によっても異なりますが、シロアリ予防・駆除後からだいたい5年〜8年程度で効果が切れてくると言われています。
庭・家の中・敷地内でシロアリや羽アリの姿を目にしておらず、予防の再処理を行うタイミングは「施工後5年以降」となります。
定期的なシロアリ対策を怠ると、家屋の木材を食害して被害を及ぼします。
大切な家屋を守るにはシロアリから被害に遭う前に、対策を行うことが大切です。
シロアリ駆除のタイミング
シロアリの姿を家の敷地内で確認したら、出来るだけ早く依頼することをお勧めします。
シロアリの姿を見ていなくても以下の状態を目にしたら、出来るだけ早く専門の業者に駆除や対策を依頼しましょう。
蟻道を見つけた
道や筋のように細く続く土の塊のような物が床下・壁・柱などにあったら「蟻道」と言われるシロアリの通り道の可能性が高いです。
蟻道をたどるとシロアリの巣に行きつくかもしれません。
もし見つけたらすぐに専門業者へ相談してください。
家の中で木のくず・砂状の糞を見つけた
シロアリは木材を食べると木くずを落とします。
または木くずの周りに糞を落とすので木くずと砂状の物があると、シロアリ被害に遭っていると考えられます。
木くずが落ちている付近の木材を叩くと更に木くずや糞がパラパラと落ちてくることもあります。
早急に専門業者へ駆除を依頼しましょう。
羽アリを見つけた・翅が落ちていた
羽アリや翅が家の中に落ちていた場合、外からやってきて自宅に新しく巣を作っているか、既に家の中に巣があり、更に新しい巣を増やそうとしている可能性があります。
細長い翅だけを見つけた場合、シロアリである可能性が高いです。
羽アリを見つけたり翅を見つけたりしたら、専門業者へ駆除を依頼するタイミングです。
床がきしむ・ふかふかする
床がきしむ、または柔らかい踏み心地でふかふかする感覚がある場合、シロアリの被害に遭っている可能性があります。
床下部分をシロアリが食害している場合、床がきしんだり柔らかくふかふかしているような踏み心地になったりします。
床が弱くなっているサインでもありますので、放置すると床が抜けてしまうこともあります。
出来るだけ早くシロアリ専門業者へ駆除の依頼をしましょう。
浴室リフォームとシロアリ対策を同時にやるメリット
建ててから長年経過した家や親・親戚から譲り受けた家をリフォームしたいという方も多いですよね。実はリフォームとシロアリ対策は同時に行うのが良いと言われています。
例えシロアリに食害されてしまった家であっても、食害された部分をリフォームで補修することも出来ます。
しかしシロアリ対策を怠ると、せっかくリフォームしたのにまたシロアリの被害に遭うかもしれません。
ですから、しっかりとシロアリ対策を行い、その後リフォームすることをお勧めする業者も多いのです。
ここではシロアリ被害に遭いやすい場所でもあり、リフォームの依頼も多い場所である浴室リフォームとシロアリ対策を同時に行うメリットについて詳しくお話しします。
工程をずらさずに済む
もしシロアリ被害を視野に入れず浴室リフォームのスケジュールを組み、浴室の解体後にシロアリの被害を見つけたら、シロアリ駆除の作業分だけ工程をずらさなくてはなりません。
リフォームを担当した業者が依頼者にシロアリ被害が遭ったことを報告してくれれば、まだ対策も考えられますが、工程をずらせないからと作業員がシロアリ駆除を行う場合もあります。
シロアリ駆除は知識の乏しい素人では難しく、また市販されたシロアリ駆除剤では完全駆除は望めません。
せっかくリフォームしても、家屋の土台ではシロアリ被害に遭っているまま放置してしまうことになります。
ですがあらかじめシロアリ駆除を視野に入れてスケジュールを組んでおけば、このような事態にならず安心です。
浴室の土壌に直接施工できる
リフォーム時は浴室全体を解体しますから、浴室の土台となっている部分にも入り込めます。
普段なら難しい場所に直接シロアリ防除剤を散布できますから、そもそもの侵入を防げる他、かなりの効果が期待できます。
また、浴室は床下の空間がない場合も多く、空間が無ければ床下に入れず、シロアリ防除剤を散布することも出来ません。
リフォーム後にシロアリ対策工事をしようとしても、そもそも行えない場合が多いのです。
浴室リフォームのどのタイミングでシロアリ施工するの?
浴室リフォームのどのタイミングにシロアリ施工を組み込むのが良いのでしょうか?
浴室を解体した後で、土間コンクリートの打設前にシロアリ施工を組み入れましょう。
解体した後にシロアリの被害や腐朽が見つかることが多いので、部材の交換が必要となった場合は部材を交換後や交換中の土間コンクリート打設前が好ましいでしょう。
というのも土間コンクリートを流してしまった後だと、土壌に直接薬剤を散布することが出来ません。
またコンクリートは強アルカリ性であることから、シロアリ防除薬剤次第では効果が薄まる可能性もあります。
防湿シートを敷き、土間コンクリートと土壌が直接触れないようにする必要もあるので、必ず土間コンクリートの打設前にシロアリ施工を行いましょう。
浴室にシロアリ対策が必要な理由
リフォームと同時にシロアリ対策を行うことに、大きなメリットがあることは分かりました。
では何故浴室には特にしっかりとしたシロアリ対策が必要となるのでしょうか?
以下では浴室にシロアリ対策が必要となる理由をお話します。
浴室はシロアリが最も好む場所
シロアリは湿気が大好きな昆虫です。
普段から水を流す浴室は、どうしても湿気が溜まりやすい場所となってしまいます。
タイル張りの浴室であれば、浴室内の湿気が壁をすり抜け、浴室の壁裏にシロアリの巣が出来ていることも少なくありません。
普段から換気を怠っているとかなりの湿気が充満していると考えられます。
タイルは防水していないの?
浴室の壁を覆うタイルは防水できていないの?と思われるかもしれません。
実はタイルでの防水は完全防水とは言えないのです。
タイルの目地や継ぎ目に間は開いていませんか?
タイルがひび割れている個所はありませんか?
アルミサッシとタイルをつなぐシーリングに隙間はできていませんか?
上述した3点が1つでも当てはまれば、防水できているとはいえませんので、湿気が壁裏へ伝わっていると考えたほうがいいでしょう。
多くのタイル浴槽では、経年劣化からどこかしらに隙間ができています。
またタイルの目地も水分を吸収する性質がありますから、完全な防水が出来ているとは言い切れないのです。
タイルでシロアリ被害が気づきにくい
タイルにおおわれていることから、浴室の壁裏のシロアリ被害は知らぬうちに進行してしまいがちです。
しかしタイル浴室をリフォームするのに解体したら、シロアリの被害に遭っていた!というケースは非常に多く、浴室の壁裏だけでなく床下にまで広がっていたということも少なくありません。
気づきにくい場所だからこそリフォーム時を利用して、あらかじめシロアリ対策しておくことが大切なのです。
シロアリ対策のタイミングを見逃さず、リフォーム時にはシロアリ対策を
効果的なシロアリ対策を行うタイミングについてお話ししました。
知らず知らず蝕んでしまうシロアリから家屋を守るためにも、ベストなタイミングを見逃さずシロアリ対策を行いましょう!
リフォーム時にシロアリ対策を行いたいと考えているなら「シロアリの緊急駆除センター」にご用命ください。
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